ヘンリーフォード
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ヘンリーフォードは1863年ミシガン州スプリングウェルの貧しい農家に生まれた。
そこでの農作業は、荷馬車に頼らざるを得ず、また、家業の手伝いは避けて通ることのできない辛い経験だったようである。
1880年16歳のフォードは家を出て、デトロイトのジェームズ・フラワー電気会社で電気技師として働く。
その後、1891年にはエジソン電灯会社へと移籍、チーフエンジニアの座にまで上り詰める。
一方、フォードはガソリン自動車の製造を研究し1893年には最初のガソリンエンジンの運転に成功、1896年には「クアドシクル」という名の小さな4輪車の試作に漕ぎ着ける。
彼の車は多くの改良を経てその完成度を高めていき、1899年には2号車が完成し、「デトロイト・オートモービル・カンパニー」を設立する。その後、フォード車は彼自身の操縦によってレースで優勝するなど知名度も次第に上昇していった。
1903年40歳のフォードは資本家を集めて「デトロイト・オートモービル・カンパニー」を「フォード・モーターカンパニー」へと拡大、そして1909年フォード・モデルT、すなわちT型フォードが完成させた。T型フォードは部品の標準化を進め、流れ作業など合理化をはかってその単価を大幅に引き下げることに成功した世界初の大衆車となった。
1918年に長男のエドセルに社長の座を譲り事実上の引退をしたが、1943年にはエドセルの病死に伴って社長に復帰。1945年に孫のヘンリーフォード二世が復員し、社長に就任したことを受けてリタイアした。
1947年に逝去、享年83歳。
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